ベネッセの顧客名簿流出事件で
名簿業者という存在が露呈しました。
個人の情報が売買されているって
私自身知らなかったです。
名簿の買取について
色々調べてみたら驚いたことがいくつかあったので
まとめてみようと思います。
こんにちは!ミエです。
ベネッセの顧客情報流出事件。
以前、逮捕された容疑者の会社
【シンフォーム】についてまとめました。
▼以前の記事▼
⇒ シンフォーム年収と仕事内容は?2chで判明『驚愕』の実態とは?
この時、流出している恐れがある件数は
最大で約2070万件となっていましたが、
さらに増えてしまって・・・
今のところ
↓↓
約 2260万件!! となっています。
よくもまぁ・・・これだけの数を・・・
と驚愕しますよね。
悪用だけは避けて欲しい!!と願います。
名簿の相場はいくら?
調べていると、色々「買い取り相場」の
情報がありました。
・小学校卒業アルバム ・・・ 5円(1人)
・中学卒業アルバム ・・・ 10円(1人)
・現役高校クラス名簿 ・・・ 1,000円(1クラス)
・ゴルフ会員・名鑑・商工会 ・・・ 3,000円(1冊)
卒業アルバムなどに載せている情報の
売買などもあるようですね。
今回、事件になったベネッセの事件では
主に、子どもの情報が多いと聞きます。
こどもチャレンジや進研ゼミなどに登録していた
子ども達の情報ですね。
1件 ・・・ 5~30円
という情報もあるようです。
子どもの情報の売買は若干高い取引になる傾向とのこと。
理由としては、
「長く使用できる」ということのようですね。
この事件で容疑者は約250万円で色々な
所に売却したとの報道もあったので
本当に多くの情報が流出してしまったんですね・・・。
名簿業者って何!?
このベネッセの事件がニュースで流れ、
名簿業者という業種が存在して言うことを
私は初めて知りました。
そもそも名簿業者とは(Wikipediaより)
いわゆる名簿業者または名簿屋とは、
氏名・住所・電話番号のような個人を特定できる
情報(個人情報)を整理して検索できるような状態に
まとめた形にして販売する業者で、
多くは個人情報取扱事業者
(5000件を超える個人情報データベース等を
事業の用に供している者)を指す。
とのこと。
名簿業者
⇒ 個人情報をまとめて販売する業者
ということですね。
ネットでも 「名簿売買」 等で検索すると、
買取業者が色々出てきました。
これにも驚き!!
普通に売れて、買える・・・ ビックリしました。
個人情報保護法の勘違い?!
そもそもの疑問。
「名簿の売買って違法じゃないの?」
私は最初こう思っていました。
だって・・ ”個人情報保護法” っていう
法律があるし・・・って。
≪個人情報保護法とは≫
個人情報保護法および同施行令によって、
5,000件以上の個人情報を
個人情報データベース等として所持し
事業に用いている事業者は個人情報取扱事業者とされ、
個人情報取扱事業者が主務大臣への報告や
それに伴う改善措置に従わない等の
適切な対処を行わなかった場合は、
事業者に対して刑事罰が科される。
となっています。
よく見てみると、赤文字の所が気になりました。
逆に解釈してみると
・5,000件以下の情報を持っている民間事業者だったり
・事業に用いていない個人だったり
この≪個人情報保護法≫の
規制を受けないということになるんですね。
例えば、年賀状を作ろう!と思って、
自宅のパソコンで名簿を作っても、
≪個人情報保護≫の規制を受けないということのようですね。
『個人情報はなんでも保護してくれる』 というイメージだったので
大きな勘違いをしていました。
名簿の売買は違法ではない?!
名簿業者の多くは
5,000件以上の個人情報を持ち、
事業として取り扱っている所だと思います。
なので、≪個人情報保護≫の適用を受けますよね。
で、名簿の売買は許されてるの?って思ったんです。
調べてみると
≪個人情報保護法≫の
第23条 2項 にポイントがあるように感じました。
個人情報取扱事業者は、
第三者に提供される個人データについて、
本人の求めに応じて当該本人が識別される
個人データの第三者への提供を停止することと
している場合であって、
次に掲げる事項について、
あらかじめ、本人に通知し、又は
本人が容易に知り得る状態に置いているときは、
前項の規定にかかわらず、
当該個人データを第三者に提供することができる。
一 第三者への提供を利用目的とすること。
二 第三者に提供される個人データの項目
三 第三者への提供の手段又は方法
四 本人の求めに応じて当該本人が識別される個人データの第三者への提供を停止すること。
≪個人情報保護≫という言葉は知っていたけれど、
こうやってよく見ると結構重要なポイントに気づかされます。
本人が容易に知り得る状態に置いているとき
とある名簿業者のHPを色々見てみると、
個人情報の開示に関する窓口が必ずありました。
【開示・削除依頼はこちら】という形だったり。
これって確かに・・・
「本人が容易に知り得る状態においている」って
いえちゃいますよね。。
このように一定の条件を満たせば「合法」という形になるようです。
問題点も露呈
例えばの話。
自分の名簿も出回っているかもしれない!!
よし!削除してもらおう!!
と思っても、一体どの業者に何の情報が出回っているかって・・
どうやったら分かるのかさえ、分からない・・て
なりませんか?
今回この名簿業者のことを調べていて思ったんですよね。
「自分の情報を削除してもらおうと思っても、
どこに自分の情報があるか分からない!!」って。
きっと、情報開示の請求などすればいいのでしょうが、
名簿業者もたくさんある中で、隅から隅までするなんて・・
無理なような気がします。
これって、大きな問題点な気がするんです。
名簿業者 ⇔ 名簿業者 というやり取りがあれば、
一体どこからの情報なのか・・っていうことも
分からなくなりそうですし。
そして 5,000件以下の情報を持っている
民間事業者だったりは、個人情報の規制は受けない
ことになっていますしね。
ちょっと残念な世の中の気もしますが、
むやみやたらに
アンケートや個人情報の登録などの
自分の属性を明らかにすることの危険は
心掛けていかないといけないなって思います。
逮捕された容疑者の会社
【シンフォーム】についてまとめた記事。
▼こちらもどうぞ▼
⇒ シンフォーム年収と仕事内容は?2chで判明『驚愕』の実態とは?
コメント